漢検の平成24年度の審査基準変更に伴って準1級・1級の教材はどれを買い直す必要があるか

  • 2012.02.05 Sunday
  • 21:45

漢検の平成24年度の審査基準変更に伴って準1級・1級の教材はどれを買い直す(買い足す)必要があるか

 

http://www.kanken.or.jp/guideline/index.html

Q14新しい審査基準の検定に対応した書籍は、いつごろ発売されますか?

平成24年2月末頃から順次発売予定です。

 

http://www.kanken.or.jp/tosyo/revise/index.html

平成24年改訂予定の書籍一覧

書名・級      発売時期

漢検 漢字学習ステップ

2〜10級  (計10種)      2月下旬

漢検 分野別問題集

2〜6級  (計6種) 2月下旬

漢検 ハンディ漢字学習

2〜6級  (計6種) 2月下旬

漢検要覧 ※『漢字必携』改題

1・準1級対応

2〜10級対応 (計2種)     2月下旬

完全征服

1級対応

1級対応 (計2種)      2月下旬

漢検 実力完成ドリル ステージ

2〜6級  (計6種) 3月末

漢検 10日間でできる練習問題

2〜6級  (計6種) 3月末

漢検 四字熟語辞典    2月下旬

※価格・ISBNコードは発売時に公表します。

※現時点での購入予約は承っておりません。ご了承ください。

 

(−引用ここまで)

 

以前の記事で述べた通り、漢検の平成24年度の審査基準変更に伴って是非とも教材を買い直すべきだと思われる級は2級のみです。

 

しかし、特に準1級と1級はいきなり難易度が上がる級ですし、多くの方はできれば新基準の教材を揃えたいと思うことでしょう。でもどれを買ったらよいのでしょうか?資金が豊富な方は全部買えばよいので悩む必要はないのでしょうが、普通はそうではないかと思います。そこで、優先順位を独断で決めてみました。ひとつの参考にしていただければ幸甚です。

 

1.「漢検要覧」 ※『漢字必携』改題 1・準1級対応 2月下旬 予想価格¥2,700

2.「完全征服」 1級・準1級対応   2月下旬 予想価格¥1,400

3.「漢検 四字熟語辞典」     2月下旬 予想価格¥2,800

 

実は、「漢字必携」はこれまで(こっそり)少しずつ改訂されてきました(「漢検四字熟語辞典」などもそうなんですが)。そして卑怯にも(笑)、その改訂された部分が出題されたりしています。「漢検要覧」はかなり必須に近いかと思われます。それに対して、「漢検四字熟語辞典」は恐らく級配当が直されている程度かと思われます。「完全征服」は最近の過去問の抜粋でしょう(あまり過去問を揃えておられない方はお得かと)。そういう訳で、この順番あるいは優先順位で揃えたらよろしいかと思われます。そのうち「漢検漢字辞典」も改訂版が出るのでしょうね。

平成24年度からの漢検の審査基準変更に際して現行教材は使えるか

  • 2012.02.05 Sunday
  • 21:38

平成24年度からの基準変更に際して現行教材は使えるか

平成24年度から漢検の基準が一部の級で変更になります。これは、常用漢字表が平成22年11月30日付で新常用漢字表が告示されたことに伴う改訂です。

ここで生じる疑問は、今までの教材・問題集は今後も使えるかという点です。まず漢検公式サイトを引用します。

http://www.kanken.or.jp/guideline/index.html

Q3審査基準の改定により、対象漢字数や字種に変更はありますか?

対象漢字数・字種に変更があるのは、以下の級です。

 

1級

常用漢字を含めて

3000字の漢字

常用漢字を含めて約3000字の漢字(JIS第1水準を目安とする)。

※従来の審査基準で1級対象となっていた漢字のうち、平成22年に常用漢字に追加された28字(「曖」「彙」など)は準1級でも出題対象となる。

2級

常用漢字 2136字

平成22年11月30日付内閣告示による「常用漢字表」にある2136字すべて。

※昭和56年10月1日付内閣告示による旧「常用漢字表」の1945字から、「勺」「錘」「銑」「脹」「匁」の5字を除き、平成22年に常用漢字に追加された196字(「挨」、「宛」など)を加えたもの。

2級

常用漢字のうち1940字

昭和56年10月1日付内閣告示による旧「常用漢字表」の1945字から、

「勺」「錘」「銑」「脹」「匁」の5字を除いたもの。

3級   

常用漢字のうち1607字

現行の審査基準で、3級対象となっていた1608字から、「脹」の1字のみを削除したもの。

2級〜10級の配当漢字表は、平成24年2月頃に漢検ホームページで公表する予定です。

※あくまで協会書籍に関することです。他社発行の書籍についてはお答えいたしかねます。

 

Q16新しい審査基準での検定に対して、現在持っている問題集は使えますか?

1級および5級〜10級は、審査基準に実質的な変更がないため、そのまま使用できます。2級は追加字種が196字あるため、新しい審査基準に対応した書籍を購入することをお勧めします。準1級および準2級〜4級もより確かな対策のために、新しい審査基準に対応した書籍を用いて学習することをお勧めします。

※あくまで協会書籍に関することです。他社発行の書籍についてはお答えいたしかねます。

(−引用ここまで)

 

協会は上記のように言っています。僭越ながら、これに補足致します。

1級…「審査基準に実質的な変更がない」のは確かでしょうが、今まで1級配当で常用漢字になった字に関しては、今後は1級では出題されなくなる可能性が高いかと思われます。常用漢字になるくらいですから、一般的に読める字・割合平易な字が該当します。そういった字は実際には1級では平易な熟語では出題されないでしょう。尤も、今までもそういった平易な問題はさほど出ていなかったはずです。よって、今までの教材で十分対策可能かと思われます。

1級…前述のことが当て嵌まります。今まで準1級配当字で、新常用漢字に組み入れられた字は196字のうちのかなりの部分を占めます。このうちかつて準1級配当字だったものは168字であり、実に86%に当たります。これらの字は「狙」「枕」といった少なくとも読むのは平易な字です。こうした字は今までも(少なくとも最近は)平易な問題例としては殆ど出ていませんでした。今後これらの字が出るとしたら、常用漢字表外読みでの読み書きでしょうから、これも1級同様今までの教材で十分対策可能でしょう。新常用漢字に追加された、もと1級配当の漢字が28字ほどあり、これは対策が必要でしょう。それから、見過ごされがちな点ですが、新常用漢字196字の表外読みも準1級に含まれます(一部は1級配当の読みかもしれませんが)。また、新常用漢字表で削除された5字(「脹」、「勺」など)は準1級に追加されるでしょう(JIS第一水準のため)。面喰らわないためにもこの5字は一応押さえておいた方が良いでしょう。また、読みの削除である畝(せ)、疲(つからす)、浦(ホ)も覚えておいた方が良いでしょう。

2級…この級が一番厄介です。196字も追加されますし、これには文部科学省では書けなくてもよいと言っているような「鬱」といった字、更には(準1級の項で述べましたが)今まで1級配当だった28字も含まれているからです。196字は以前の1945字のおよそ1割に当たりますからかなりの量です。このほかに読みの追加が29(変更1、削除3)あります。個人的な予想ですが、漢検はこうした追加された字あるいは読みをかなり集中的に出してくるかと思われます。こういう字を鬼門の「共通の常用漢字」問題で出してこないとも限りません。あとはいわゆる熟字訓の鍛冶(かじ)、固唾(かたず)、尻尾(しっぽ)、老舗(しにせ)、真面目(まじめ)、弥生(やよい)、海士(あま)を押さえておきます。今までの教材は使えなくもないですが、対策に1冊くらいは買った方が良いかもしれません。

2級…旧「常用漢字表」の1945字から「勺」「錘」「銑」「脹」「匁」の5字を除いたもの。

3級…旧3級対象の1608字から、「脹」の1字のみを削除したもの。

この二つの級に関しては、ほぼ以前の教材をそのまま使えるでしょう。1つだけ注意すべき点は、「ボウチョウする(ふくらむの意)」が書き問題で出た場合、「膨脹」と書くと表外字となるため×となる虞があるということです。あとは「側」の訓読みが「かわ」→「がわ」(「かわ」もOK)となったことも覚えておきましょう。

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