「下町ロケット」(池井戸潤)からの漢字書取問題です。
1その頰を涙がボウダと流れているのを見て
2殿村がハナをすすりながら進み出る
3妙なビホウサクを講じるのも得策とは思えず
4銀行の商習慣にチシツしている殿村は
5全員がカタズを呑んで見守る中
6ガンメンソウハクになった川本は
7真野がケンカゴシでいったとき
8御社がコウジンを拝したことは否定できない
9山崎はブゼンとした。※
10キッキンの課題は資金繰りじゃないですか。
※「憮然」は誤用の多い日本語です。池井戸氏も誤用されています。
http://kotobank.jp/word/%E6%86%AE%E7%84%B6?dic=daijisen&oid=16116800
<以下、引用>
ぶ‐ぜん 【×憮然】
[ト・タル][文][形動タリ]失望・落胆してどうすることもできないでいるさま。また、
意外なことに驚きあきれているさま。「―としてため息をつく」「―たる面持ちで成り行きを
見る」
◆「憮然たる面持ちで」とした場合、「腹を立てているような顔つき」の意味で使われること
が多くなっているが、本来は誤用。文化庁が発表した平成19年度「国語に関する世論調査」で、
「憮然として立ち去った」の例では、本来の意味である「失望してぼんやりとしている様子」
で使う人が17.1パーセント、間違った意味「腹を立てている様子」で使う人が70.8パーセント
という逆転した結果が出ている。
<引用茲迄>